みずのきアーカイブのための展覧会
中川直昭・牧野惠子 2017
流れの中で描く

2017年8月5日(土)〜10月22日(日)

みずのきアーカイブのための展覧会中川直昭・牧野惠子 2017流れの中で描く 画像
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みずのきアーカイブのための展覧会
中川直昭・牧野惠子 2017
流れの中で描く

2017年8月5日(土)〜10月22日(日)

障害のある人たちが暮らす「みずのき」の中にあるアトリエ。
本展では、みずのきアトリエに通う中川直昭、牧野惠子の作品をご紹介します。
日々の生活の中で、「描く」ことがごく自然な行いであるかのように、紙の上で繰り返される動きの中で生まれてくる二人の絵。2017年1月から7月に描かれた最新作で構成した空間に包まれたとき、「描く」という行いが、人間にとって大切な活動であるとことに気づかされます。

会期
2017年8月5日(土)〜10月22日(日)
会場
みずのき美術館
入館料
一般400円/高大生200円/中学生以下無料
開館日
水曜日〜日曜日
10:00-18:00(入館は閉館の30分前まで)
※8月27日(日)13:00〜17:00はイベント開催のため、通常の鑑賞ができません。ご注意ください。
休館日
月曜日・火曜日(但し、祝日の場合は開館)
助成
日本財団

プロフィール

牧野惠子 Keiko Makino
1951年生まれ。グループホームで暮らしながら、平日の日中をみずのきで過ごす。
3年前に初めてアトリエに参加したとき、「ええんか?」と言いながらも力強いタッチで一気に描ききったことをきっかけに、現在は隔週のアトリエの時間をとても楽しみにしている。カレンダーや画集を見ながら描いているが、画面には不思議な記号のようなものが並ぶ。本人にとって描くことは、人に何かを伝えるための大切なコミュニケーションツールなのだろう。2014年、ALLNIGHT HAPS「暗闇から真昼を覗き見る」展にて、演出家の村川拓也による選出で出品


中川直昭
 Naoaki Nakagawa
1976年生まれ。みずのきで暮らす。
アトリエの向かい、自室のあるユニットからアトリエが開いているのが分かると、さっとやってきて椅子に座り、一時の間もなく画材が入った箱からクレヨンを持ち、一気に30分ほどで30枚以上も描く。そのスピード感には何のためらいも感じられず、描くことが日常の所作の流れの一部であるかのよう。しかし、適当に描いているように見えて、1枚の絵の中に二色の異なる線が効果的に入っていたり、程よい塗り重ねや描き残しがなされ、毎回の制作の中で直感的に、1枚の絵を仕上げるということがなされているように感じられる。伸びやかなストロークで構成された画面は、誰でも描けそうで、誰にも描けない中川独自の表現である。2014年、花岡伸宏との2人展「disappear -みえなくなる- 」ギャラリーあしやシューレ 2016年、「みんなのアート〜それぞれのらしさ〜2016」みんなの森 ぎふメディアコスモス に出品。

 

関連イベント
ワークショップとトークイベント

日時:2017年8月27日(日)
会場:みずのき美術館

■ワークショップ 13:00−14:30
「描いてないと思っていたら、絵ができていた」

偶然の中から描くことを体験します。描いた絵の中から1枚を選んで額装を行い、持ち帰ることができます。

講 師:花岡伸宏(彫刻家)
森太三(美術家・みずのきアトリエ講師)
参加料:500円(額代込、入館料別途)
定 員:15名(要申込)

申込方法
イベント名、お名前、ふりがな、TEL、メールアドレス、人数、また同伴者の有無、をご記載のうえ、[info@mizunoki-museum.org ]までメールをお送りください。
当館の受付受理の返信をもって、受付完了とさせていただきます。

■トークイベント 15:30−17:00
「流れの中でつくる」

出 演:村川拓也(演出家)・花岡伸宏(美術家)
聞き手:奥山理子(みずのき美術館キュレーター)・森太三
参加料:無料(入館料別途、申込不要)