霧の芸術館2021
線を引き続けるためのアーカイブ
2022年1月15日(土)〜 1月30日(日)
会場:亀岡市文化資料館
かめおか霧の芸術祭の取組のひとつである「霧の芸術館」では、4つの施設が連携して展覧会を開催中です。そのひとつ、亀岡市文化資料館での「線を引き続けるためのアーカイブ」展に、みずのき絵画教室として参加しています。
〈展覧会概要〉
「線を引き続けるためのアーカイブ」は、亀岡ゆかりの芸術家の作品そのものでなく、アトリエの空間や使い古した道具、加工される前の素材、窓からの景色や散歩道、本棚に並ぶ本など、その芸術家を構成するさまざまな要素をリサーチによって紐解き、その実像に迫る試みです。
会場では、芸術家のアトリエ跡や資料等をアーティストがリサーチ(調査)した結果を展示します。
かめおか霧の芸術祭では、亀岡の風土や環境に身を置き、作品と向き合い続けてきた芸術家の営みそのものが亀岡市にとって貴重な“文化資料”であるととらえて、今回の展覧会を機に数年かけてアーカイブ(記録・保存)していきます。
- 出展作家
- 出口鯉太郎
円山応挙
みずのき絵画教室
ヤノベケンジ
山口牧生 - 会期
- 2021年1月15日(土)〜 1月30日(日)
開館時間 10:00 - 17:00
月曜日 休館 - 会場
- 亀岡市文化資料館(亀岡市古世町中内坪1)
- URL
- https://kameoka-kiri.jp/oepn_atelier/senwohikitudukerutamenoa-kaibu/
みずのき絵画教室
障害者支援施設みずのきの創立5年目の1964年に、入所利用者を対象に始まった日本画家・西垣籌一による絵画教室
西垣籌一(にしがきちゅういち)
1912-2000
明治45年(1912年)兵庫県生まれ。昭和8年(1933年)に京都市立絵画専門学校本科に入学し日本画を学ぶ。在学中、吉岡堅二、福田豊四郎らによる新日本画研究会の結成に参加。卒業後、文展鑑査展に初入選。第1回新文展に入選するなど認められ、26歳のとき新美術人協会に参加する。その後、京都市立絵画専門学校助教授となったのち、京都市の高等学校の教諭になり退職を迎えるまで美術教育に携わった。また、昭和39年(1964年)からは京都府亀岡市の障害者支援施設「みずのき」で絵画教室を通じた障害者による創作活動の支援に尽力した。
「かめおか霧の芸術祭 霧の芸術館2021」
今年は亀岡市文化資料館、大本本部(みろく会館、春陽閣)、みずのき美術館 、そして亀岡市役所地下1階に誕生した「開かれたアトリエ」という4 館が連携して、亀岡ゆかりの作家の展示を中心に、亀岡で活躍する若手からベテランまで様々なアーティストが参加します。
展示1 街と巡
展示2 霧のまち
日時 1月15日(土)~2月10日(木) 9時~17時
休館日なし