2022年度 共生の芸術祭
「わたしはメモリー」 森川大輔が出展
2022年12月15日(木)–12月25日(日)
会場:京都市美術館 別館
障害者支援施設みずのき内の「みずのきアトリエ」に通う森川大輔の作品と創作活動の様子を撮影した映像が、きょうと障害者文化芸術推進機構主催の『共生の芸術祭 「わたしはメモリー」』にて展示されます。 映像には、アトリエの講師であるアーティスト・森太三によるインタビューも公開されます。
ぜひご覧ください。
↓詳細はこちら(art space co-jin ホームページ)
https://co-jin.jp/exhibition/3479/
- 日程
- 2022年12月15日(木)–12月25日(日)
月曜休館
10:00-18:00
※最終日は16:00まで。 - 会場
- 京都市美術館 別館
〒606-8342 京都市左京区岡崎最勝寺町 13 - 料金
- 無料
- 出展作家
- 小幡正雄
小原美鶴
似里力
西澤彰
泰野良夫
三原巌
森川大輔 - 主催
- きょうと障害者文化芸術推進機構
art space co-jin ホームページより
記憶はいつか消えてなくなるのでしょうか。私たちの中にある記憶は他者から見ることはできませんが、表現によって何らかの形が与えられる時、それは他者にも共有することが可能になります。そのように個別の経験が、ある技術や意志によって外部化され、鑑賞体験を通じて他者の記憶の一部となることで、記憶は多くの人に伝播していきます。それはまるで記憶自体が意思を持ち、私たちを媒介としながら生き続けていくことを望んでいるかのようにも思えます。
本展では、障害のある作家の表現とその背景にある体験や周囲の環境にも着目し、作品が持つ記憶とその保存について迫ります。個々の記憶が表現を通じて集団の記憶に変わっていくこと、それは他者の生きる時間が自らのリアリティとともに新しい時間を歩んでいくことであり、時間や場所を超えて、私たちが他者と共に生きる方法でもあるのではないでしょうか。
森川大輔(もりかわ だいすけ)
撮影:art space co-jin
1987年生まれ。京都府在住。所属:社会福祉法人松花苑 みずのき
森川大輔は亀岡市のみずのき内にあるアトリエで、図鑑やカタログを元にアクリル絵具を用いて絵を描いている。着彩が一段落すると、絵の具が残ったパレットを手に持ち、同施設内に架かる小さな橋へと向かい、欄干の塗装 が剥がれた箇所を補修するかのように着彩を施す。週に一度のアトリエ活動の際に、10年近く継続している森川 のこの行為によって、現在も橋は彩られた姿を保っている。
(art space co-jin ホームページより抜粋)