開館5周年記念展

みずのきとわたし
O JUN 日比野克彦 中原浩大

2017年11月15日(水)〜 2018年1月21日(日)

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開館5周年記念展

みずのきとわたし
O JUN 日比野克彦 中原浩大

2017年11月15日(水)〜 2018年1月21日(日)

みずのき美術館は、開館から5年目を迎えました。開館以来、所蔵作品であるみずのき絵画教室の作品に向き合いながら、アート表現とは何か、あるいはアートがもたらすこととは何かについて考えつづけてきました。そして、考えるときのパートナーにアーティストを積極的に迎え、創造することへの感覚的な共感を基本に据えることにより、多様な考察の糸口を得るよう努めてきました。
さて、「みずのきとわたし」という、作文の題名になりそうなこの素直な名前の展覧会に、3名のアーティストが集いました。長年にわたる制作活動のある時点で、重い知的障害のある人たちの絵画と出会うことになった3名それぞれの応答に、わたしたちも対峙したいと思います。

会期
2017年11月15日(水)〜 2018年1月21日(日)
会場
みずのき美術館
入館料
無料
休館日
月曜日・火曜日(但し祝日の場合は開館)、年末年始(12/30-1/5)
主催
きょうと障害者文化芸術推進機構(京都府)、みずのき美術館
協力
MIZUMA ART GALLERY
イベント
オープニングレセプション
日時 2017年11月15日(水)18:00~20:00
会場 みずのき美術館

出展作家 プロフィール

O JUN
1956年、東京生まれ。画家。油彩や水彩、クレヨン等で日常身辺のいろいろを描いている。錫と鉛を鋳造した鉛筆でライブドローイング等も行う。近年の展覧会では、『描く児』(府中市美術館、2013)。『まんまんちゃん、あん』(国際芸術センター青森,2016)。『飛び立つ鳩に、驚く私』(ミヅマアートギャラリー、2016)。『O JUN × 棚田康司:鬩(せめぐ)』(伊丹市立美術館、2017)等。2010年より東京藝術大学に勤務。

 

日比野 克彦
1958年、岐阜県生まれ。アーティスト、東京藝術大学美術学部長・美術学部先端藝術表現科教授。岐阜県美術館館長。
1984年東京藝術大学大学院修了。1982年日本グラフィック展大賞受賞。1986年シドニービエンナーレ参加。1995年ベネチアビエンナーレ参加。2003年越後妻有アートトリエンナーレ参加。2013年瀬戸内国際芸術祭参加。2013〜15年六本木アートナイト、アーティスティックディレクター。2015年より東京都等で始動した「TURN」の監修を務める。

 


photo=福永一夫

中原 浩大
1961年、岡山県生まれ。活動当初から様々な種類の素材やメディアを駆使しながら制作された作品は高い評価を受け、90年代以降は、レゴ・ブロックやプラモデル、フィギュアなどの既製品を用いて、美術作家としての自身のあり方を問い直そうとする作品を発表。95年以降は作家活動から距離を置いた時期を経て、美術の範疇のみにとどまらない幅広い活動を展開している。2016年より「みずのき作品群の保存とアーカイブ作成への協力と作業支援」(京都市立芸術大学特別研究助成)に参加。